長い夏休みが終わり、フランスの学校では昨日から新学期がスタートしました。我が家では下の子が中学に入学しました。「ついに中学生になったのね」と嬉しく思うと同時に、「これでようやく毎日の学校の送り迎えから解放される!」と感慨深いものがあります。

ワーキングマザーの毎日は常に大忙しですが、下の子が幼稚園に入るまでは、当時の記憶が一部、吹っ飛んでいるほど大変でした。幸いフランスでは自営業者も育休手当てや、子育てに関する様々な手当てをしっかりもらえるので、自営業の私も何とか乗り切ることができました。フランスは社会保障費負担が非常に高いですが、そのお蔭で出産・育児、病気など、通常通りに働けない時に、手厚い社会保障を味わうことができます。

自営業者の社会保障負担は、会社員よりも更に高いので、毎月、当社の口座から天引きされる負担額を見ながら「こんなに払うなんて・・・」と暗い気分になる時も多々あります。でも昨日、久しぶりに子供たちが幼児だった頃の記憶が蘇り「高い負担を払っていたお蔭であの時は助かった訳だし、将来も何かの理由で社会保障の恩恵を受けることもあるかもしれないな」と思いながら、自分を慰めてみました(笑)