4月末から5月初めにかけて、久しぶりの一時帰国をしました。ロシア上空を飛べないため、行きのフライトは13時間45分、帰りは14時間50分もかかり、かなり疲れましたが、両親や親しい友人たちと楽しい時間を過ごすことができ、心から満足しました。
3年半ぶりの日本だったので、戸惑うことも多々ありました。今回の滞在で一番驚いたのは、タッチパネル注文を導入している飲食店がとても増えていた、ということです。慣れない私が家族4人分の注文をしようとすると、それはそれは長い時間がかかり、店員さんに聞くと「なんでこの人、こんな変な質問するの?」みたいな顔をされたり、と大変でした。
両親に子供を預け、夫婦だけでちょっといいレストランに行った時は、口頭で注文できて助かりましたが、そこではまた違う衝撃がありました。為替効果です。前回、一時帰国をした2019年秋は1ユーロ=120円くらいだったところ、今回の滞在中は1ユーロが150円を超えた日もあり、この3年半で円安ユーロ高の方向に大きく為替が動いています。ユーロ圏から来た私たちにとっては「こんなに素晴らしいお料理とサービスに、このお値段で本当にいいの?」とかなりの衝撃でした。現在の円安は、日本の素晴らしいレストランを多くの外国人観光客に味わってもらえるチャンスだと思います。そのことにより、例えばレストランが海外支店を出す、などビジネスの発展につながったりしたら素敵だなぁ、など、色々なことを考えてしまいました。
少し浦島太郎になったような気分で、日本を再発見することができ、とても楽しかったです。また来年からは毎年日本に行きたいなと思っています。