ラジオを目覚ましにしている私は、今朝、トランプ氏の勝利のニュースに、まさに文字通り『飛び起きる』ことになってしまいました。フランスでは極右のル・ペン氏が歓喜のコメントを発表し、巷では「これでサルコジ前大統領の支持率がぐっと高まることになる」という声も聞こえていますが、どうなんでしょうね。

当社経由でAssurance VieやPERPの口座を開設され、口座内でリスク商品に投資されているお客様全てに、私は毎月初、マーケット・コメントと共に月末残高報告をお送りしております。そして月初だけでなく、このような緊急事態が起こった際にも、そのイベントがマーケットに及ぼす影響の説明と共に、お客様それぞれのポートフォリオの見直しの必要性の有無をご連絡しております。

という訳で、私は今から数日間PCの前に張り付いて、トランプ氏勝利後のマーケット分析に専念します。今日の午後はウェブ・コンフェランスがありますし、また今朝、既にいくつか届いていますが、明日までには更に多くのアセット・マネージメント会社から分析レポートが届くはずなので、それらをじっくり検討したいと思います。

ブレグジットに関する国民投票の翌日の記憶が蘇るようです。。。あの時も大変でした。

昨日は某アセット・マネージメント会社で「米大統領選特集」と題したマーケット分析のプレゼンが行われ、私も参加してきたのですが、その時、米国マーケットのアナリストが我々(私以外は恐らく全員フランス人)に「明日、トランプ氏が勝利すると思う人はこの中に何人いらっしゃいますか?」と聞いた時、挙手したのは2、3人で、クリントン氏勝利を予想する人が圧倒的に優勢でした。それを見た後、アナリストが「フランスでこの質問をすると必ずこのような返答が得られますが、米国で同じ質問をすると、半々なんですよ」と言っていました。彼の返答は激戦の末トランプ氏が勝利した米国と、「そんなことは絶対にありえない」と考えていたフランスを正しく表現していた言葉だな、と思いました。