先日、こちらの記事でお話ししましたが、先月末、学校行事で小3の息子が1週間のヨット体験旅行に出かけていました。あの旅行からもう既に2週間が経過したとは、まさに光陰矢の如しです。
『ヨット体験』などと言うと優雅な響きですが、実際のところ、2人乗りの小さなヨットで海に出て、1人は風向きを確かめながら帆を調節し、もう1人が舵を取る、という感じで、思いっきりスポーツしていたようです。聞くところによると、女の子たちはレッスンの度に怖くて泣いていたとか・・・。海に落ちた子も5人くらい、いたそうです。南仏とはいえ、4月末はまだ寒い日も多かったですし、時々波をかぶりながらヨットの操縦をするとは相当厳しそうですが、子供達にとってはクラスメートとの友情も深まり、とても楽しい思い出になったようです。
旅行前には学校側から「ホームページや電話のメッセージ・サービスを通じて、旅の様子を毎日ご報告します」と言われていたのですが、更新は毎日ではなかったですし、写真もピンボケ&子供達の背中ばかりが写っているものが多く、親はヤキモキしながら1週間を過ごしました。ですので、ぐんと成長して帰ってきた息子に再会した時は、ちょっと感動しました。
旅先での話はどれも面白かったのですが、「最終日はダンスパーティーで、夜の11時まで踊った!」というのには笑えました。しかもクラスで人気の女の子と誰が踊るか、というちょっとした恋愛バトルもあったようで、想像するだけで「可愛いな〜」と微笑みがこみ上げてきます。そういうみんなが楽しんでいる時の写真こそ、ぜひとも先生に撮っておいてもらいたいところなのに、その日の写真は学校のサイトに一枚もアップデートされていませんでした(泣)
他にも、帰りのお迎えが「何時にどこで」なのかはっきりしていなかったため、帰宅当日はママ友たちと連絡を取り合って大変だったりと、オーガナイズが悪すぎて「なんだかな~」と思うことが沢山ありましたが、元気にたくましくなって帰ってきた息子の顔を見たら「まぁいっか」という気分になりました。フランスでは「どうして、こうなっちゃうの?」→「まぁいっか」みたいなことが本当に多いのですが、終わりよければ全てよし、ですね!