仏金融市場庁によると、フランスにいる独立系金融投資アドバイザー(Conseiller en investissements financiers、略してCIF)の数は2017年末時点で約4600人です。大手金融機関のアドバイザー相談するのとは違い、個人で営業している人に相談するとなると「この人、大丈夫かな?」と心配になられることもあるのではないでしょうか?
そんな時にぜひチェックしていただきたいのが、こちら。ORIASという機関のアドバイザー検索サイトです。
https://www.orias.fr/search
フランスの独立系金融投資アドバイザーは、このORIASという機関に登録することが義務付けられています。例えば当社の名前『PARIS FP』を入れて検索すると、下記のように検索結果が出てきます。
社名をクリックして更に中に進んでいくと、当社が2007年から金融投資アドバイザー(CIF)として登録していることが分かります。
CIFの資格を持たないのに『CIFである』と偽って営業した場合、罰金375,000ユーロ(約4800万円)、懲役3年のという非常に重い罰則が課せられます。
INSEEが昨年出したレポートによりますと、設立後5年が経過した後も生き残っている会社は60%だそうです。気軽に起業できるAuto-entrepreneurというシステムを利用した場合、存続率はぐっと下がり、23%の起業家しか継続していないそうです。言い換えますとAuto-entrepreneurでビジネスを立ち上げた人の77%(!)が5年以内に消えていくのですね。
当社は設立12年目に突入しています。もちろん「長く営業していればそれだけで安心だ」などとは言えませんが、起業してもたった数年で消えていくケースが多い中で、お客様に長く愛され、経営を続けている会社には、それなりの理由があるはずです。他の経営者も同じだと思いますが、当社も常に順風満帆でここまで来れた訳ではありません。「あの時、こうしておけばよかった」と反省することも多々あります。その都度、改善点を考え、実行し、その後また別の反省が出て、改善し、という日々の積み重ねをして今に至ります。10年先、20年先にも、当社が安定した経営を続けていられるよう、これからも反省→改善→反省→改善→、と繰り返しながら、日々、精進していきたいと思っています。