世界中でウイルスが蔓延するという非常事態が発生した2020年もいよいよ幕を閉じようとしています。

本年度、フランスは2回のロックダウンを経験しました。1回目のロックダウンの時は学校もクローズしていたので、日中は家族の食事と子供の世話、そして株式市場が暴落していたのでお客様とほぼ毎日のようにZoom面談。毎晩、深夜2時まで仕事をして、それこそ気が狂いそうな程、大忙しでした。

でも一つずつ小さいことの改善を繰り返していると、いつの間にか新しい生活にも慣れ、2回目のロックダウンの頃には、かなり快適に過ごせるようになってきたことに気が付きました。

暗い気分になりがちなこの時期だからこそ、Zoomでいつもよりずっと深いお話ができてアロケーションの改善に繋がったお客様もいらっしゃいましたし、これまで見事なまでに家事を手伝わなかった主人にも(苦笑)、ロックダウンをきっかけに週末の食事を用意させることに成功しましたし(←マルシェで買ってきたものを温めるだけですが・・・)、思い返せばそれなりにいいこともあった一年でした。

フランスのコロナ感染状況が改善するには、まだ時間がかかりそうです。クリスマスから年明けにかけて大勢の人が移動し、家族や友人の小パーティーが開催されていますので、年明けまたロックダウンがあるのではないか、という話も聞かれます。昨日の会見で、オリビエ・ヴェラン保険大臣は、地域限定で夜間外出禁止令を現状の夜20時スタートから18時スタートに早める可能性があることを示唆しました。

コロナ禍という異常事態において不安になることもありますが、「一瞬先は闇」と思うか、「何とかなるさ」と楽観的に構えるか、どのように考えるかは各自の自由です。こんな時だからこそ、敢えて明るく前向きに「きっと大丈夫」と信じながら新年を迎えたいなと思っています。

本年も大変お世話になりました。
どうぞ良いお年をお迎えください。
来年も引き続きPARIS FPを何卒よろしくお願いいたします。